「筋力で重力をねじ伏せないこと。」

 

ほんとにそのとおりだと思う!

 

 

最上和子さんは、失礼な表現になるかもしれませんが、知る人ぞ知る日本を代表する舞踏家さんです。

 

アニメ映画の、いまや巨匠と言ってもいいと思いますが、押井守監督は実の弟さんです。

 

ご姉弟で著書もだされてますね。

 

「身体のリアル」

 

もしアスリートだったりスポーツ指導者だったりするなら、最上和子さんのツイートはこまめに読まれることをおすすめします。

 

というか、ぜひ、フォローしてもれなくチェックすることをおすすめします。

 

かなり抽象的というか、まあ卑近な表現をしてしまえば、いわゆるスピ系といわれるような目に見えない世界のこともよくつぶやかれるのですが、人を指導したり、身体という摩訶不思議なものとお付き合いをつづけるのであれば、そういうことも含めて考え続けることが肝要かと思います。

 

最上さんは、非常に洞察が深いというか、鋭いというか・・・人間や自然や身体に大して眼差しがとても自然体。傲慢さがありません。

 

傲慢さ、我を張る(頑張る、に通ずる)、自分の視野ファーストの現代。

 

最上さんの発想や視点は、この現代を生き続けるにあたって、とても学びがあると思います。

 

大切なことは、答えを急がないこと。

はい、正解は無いのかも。

 

でも、追いかけずにいられないものがあるよね。

それに取り組んでみましょう。

 

それは宿命ってやつかな?

 

 

ぼくもスキーをやってきて思いますが、どんなに筋トレやったとしても、重力には勝てません。

 

ちんけな筋肉ごとき、重力や慣性には勝てません。

まずそれを理解・腹落ちさせることです。

 

逆に、重力やこの世にある物理法則を味方につければどうなる???

 

まず重力を味方につけるのが先決。

 

あわせて骨と骨格の使い方、重心の置き方とセットで覚えるわけです。

そして、その骨を使うために筋肉の使い方を覚える。

 

筋肉が【我を張る】ような状況、特に大きな筋肉がジャイアンのように暴れる状況では、重力を意識した敏感な骨格操作はできません。

 

重力はほんの僅かな誤差も許してはくれません。

 

でもここを研ぎ澄ますと・・・

 

ちょっと古いかもしれませんが、現役時代の地球を味方につけたジネディーヌ・ジダンやタイガー・ウッズは、まさに神と一緒にプレーしていたのだと思います。