とてもよい記事にめぐり逢いました。

スポーツライター飯尾篤史さんの記事。

 

 

4回シリーズの記事ですが、特に第4回目

「もっと早く気づいていたら……」武藤嘉紀の欧州挑戦6年における唯一の後悔とは?

 

全てのアスリート、競技者に読んでいただきたい記事。

 

これは以前から個人的に思っていたことですが・・・

 

特にサッカー選手で海外に行った選手が、やたらマッチョにはなるがキレを無くしたり、またとにかくレギュラーに成れなかったり・・・

 

日本代表でも精彩を欠く、みたいな現象の原因ではないか?と思っていたことですが、要するに筋トレをやりすぎてしまって、身体や関節まわりが固くなってしまう。

やがてしなやかさやキレが失われる、怪我も多め・・・という流れ。

 

サッカーって、どの方向からも相手が来るから、強いだけじゃなくて柔らかさも必要なんですよね。筋肉をつけて硬いままだと、力を抜くことができない。

 

このブログで、他のページでも書いてますが、トレーニングのコアとしてもっとも重視すべきは、重力と骨格との調和。

 

サッカーなどキレも重視されるスポーツでは、筋肉はあくまでサポート役。

主役になっちゃいかんのです。

 

筋トレしすぎると、外側に鎧(よろい)はできあがるけど、けっきょくロボットみたいにガッシャンガッシャンとしか歩けないですよね。

 

ターンとかひねるとかできないわけです。

 

中が何もない、あっても外側の筋肉の筋力に負けて、インナーマッスルは何もできないわけです。

 

地球と仲良し、というか、重力と仲良し。

重力とそれを最大限利用する時に発生する作用と反作用をフル活用する。

 

それが出来る状態に、ちょっとだけ加速がつくようにじゃましないように筋肉を太くしていく、でも、反対方向に動く拮抗筋とともに相互が協力しあって反応良く動けるように調整して初めてキレを生み出すことができる。

 

筋トレは、その状態を更にキレを出したり、のためにあくまで黒子にならなければいけない。

 

インナーマッスルは黒子です。

 

そしてクロコというちょっとかわいく呼びたいくらいにひとつひとつは小さく、でも、とても協調的です。

 

大きな筋肉が強引に存在感をアピールするのが嫌いなんです。

 

日本人的ですね。笑

 

シックスパッドとかいって、目に見える部分だけやたら鍛える。

これは見た目を競うボディービルディングならいいんですね。

 

鍛えるとしても、丁寧に鍛えるべき、というかスムースに動けるように、まず調整すべきはクロコのインナーマッスルなんですね。

 

つまりは「体幹を鍛える」わけです。

 

もう少し書くと、重力と親和しながら運動できるように姿勢や骨格操作をサポートするような筋肉群を作っていく、整えていく、ということですね。

 

昔の子供は、釜本さんのものすごい太ももを見せられて育った。

 

あの太もも作んなきゃ、もっと鍛えなきゃ!と。走れ !走れ!

たぶん、これだけで日本のサッカーは20年ぐらい遅れてしまったんだろうと思います。

太ももの前の筋肉は、走る時にはブレーキ筋として機能します。

 

釜本さんのものすごい太もも・・・たぶんきっと釜本さんのあの太もも前の筋肉は後付けで、体幹がしなやかでもも裏のハムストリングも柔軟で、そこに加えて筋力のパワーがのってきた・・・だから大きな結果を残せたんでしょう(と想像しますが、時代も全然違いますね笑)

 

何を書いてるのかはわからなくなってしまったので、今日はここまで。